オルニチンパワーで肝臓をサポート!その01
オルニチンとは体の中にあるアミノ酸の一種で、食物の中ではしじみあさり、チーズなどに含まれています。
しじみは、江戸時代から健康食品として良く食べられていました。
しかし今のように化学が発達していたわけではないので、経験値的に健康だと実感していたのだと思われます。
オルニチンは肝臓の働きを助けるとされていますが、沈黙の臓器肝臓とはどんな臓器なのでしょうか?
1つ目は、私たちが口にした食物の栄養素を分解します。
2つ目には体の中のアンモニアなどを解毒し中和する働きがあります。
3つ目には栄養素を蓄えて、変化させる働きがあります。
そこで、これらの3つについて今回はもう少し詳しく説明していきます。
1つ目の肝臓の大きな役目の栄養素を分解していく働きについて。
私たちが口にしている食べ物は、そのまま体の中に運ばれたままだと吸収されないので、肝臓は体が栄養を吸収できるように、栄養素として変化させるという働きをします。
例えば、ブドウ糖をグリコーゲンという形に変えて蓄えます。
そして必要な時にエネルギーの元として体内へ送り出されます。
そして血液に必要なアルブミン・フィブリノゲンという物質を作って血液の中に送り出していくのです。
そして2つ目は、解毒作用についてです。
肝臓は、さまざまな理由で体の中に入った毒物を分解して中和する働きを持っています。
お酒のアルコールやたばこのニコチン、そして食品の中に含まれる添加物などが毒素といわれています。
代表的なアルコールは、酵素の働きでアセドアルデヒドという物質に変化します。
この物質はとても毒性が強く、お酒をたくさん飲むと足がふらふらするのは、この物質が原因だとされてます。
アセドアルデヒドは、時間をかけて酢酸に分解され、最後には水と二酸化炭素という無害なものに変化します。
最後に3つ目は、栄養素を変化させる働きについてです。
多くの食べ物は、直接栄養素として吸収することはできません。
栄養素として体が吸収できるように肝臓で変化させるのです。
例えば、骨髄で必要な赤血球をつくるための葉酸、ビタミンB12を貯えておき、必要な時に送り出す働きがあります。
このように肝臓は24時間私たちの体のために働いています。
その肝臓の働きを助けるのがオルニチンです。
肝臓がうまく働けるように、オルニチンをしっかり摂取して肝臓に負担のかけない生活を送りたいものですね。
【参考文献】
新陳代謝を促すしじみパワー
http://xn--68jc1jyi4fke.net/sinnkinntaisya.html