脂肪肝にもオルニチン!その01
全国に約1,000万人いるといわれている脂肪肝ですが、実は命に関わる病気で、自覚症状がなく肝硬変や肝臓がんへ進行してしまうそうなのです。
どんな病気かというと、字のごとく脂肪が肝臓についてしまった状態で病気の一つです。
肝臓の周りに脂肪がくっついているイメージなのですが、実は、肝臓の細胞の中に脂肪が過剰に蓄積している状態のことを言うそうです。
脂肪肝の原因は基本的に食べ過ぎです。
食事で炭水化物や糖質を摂ると、体の中で分解され小腸で吸収されます。
そして最終肝臓で中性脂肪になるのです。
中性脂肪は体のエネルギーに使われるのですが、使われなかった中性脂肪は、肝臓に蓄積されます。
またお酒をたくさんの飲む人も注意が必要です。
アルコールが体の中に入ると、アルコール分解を優先させてしまい、脂肪の分解が遅くなってしまうのです。
すると、中性脂肪の合成が過剰に促されてしまい、その結果肝細胞に中性脂肪が多く蓄積して脂肪肝になってしまうという仕組みなのです。
脂肪肝を改善する方法は、運動と食事です。
運動では、蓄えられた中性脂肪が使われます。
ただし中性脂肪は有酸素運動でないと消費されないので、有酸素運動のウォーキングやストレッチ、ヨガなどの運動を日常生活に取り入れることが大切です。
そして食事では、食べ過ぎないことはもちろんなのですが、オルニチンを取り入れた食生活を続けると、脂肪肝の人に効果があることがわかってきました。
これはオルニチンの脂質代謝が促されて、肝臓内の中性脂肪が減少したのではといわれています。
また同じ運動しても、オルニチンは疲労回復効果があるので、運動しやすく疲れにくくなります。
このように脂肪肝の人にとって、オルニチンは病気の改善を期待できる栄養素です。
食事で積極的に摂ると副作用はでませんので、積極的に食事にオルニチンを摂るように工夫しましょう。
また、食事で摂れない方は、サプリメントも有効です。
その場合は、摂取量をしっかり守り安全に飲んでいきましょう。