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低脂肪であるしじみのメリット。太りにくく健康的な身体作りに適している。

しじみはタンパク質・ビタミン・ミネラル・オルニチンといった栄養素が豊富に含まれている一方で、脂質の含有量は少ない食品です。低脂肪であるしじみを摂取することは、身体にとって様々なメリットがあります。ここではしじみに含まれる脂質と、低脂肪であるしじみのメリットについてご紹介します。

しじみに含まれている脂質

しじみに含まれる脂質の量は100g(約35個)あたり約0.8~0.9gです。これはカロリー換算すると約51カロリーになります。多くの人が日常的に食べる卵に含まれる脂質の量は100gあたり約33gのため、しじみが低脂肪の食品であることが分かります。
脂質は炭水化物やタンパク質とともに3大栄養素といわれており、コレステロールなどが主成分です。脂質はエネルギー源になる他に、細胞膜やホルモンの材料になる重要な役割を担っています。脂質が不足すると疲れやすくなる、免疫力が低下するなどの悪影響があります。現代では食生活の欧米化によって日本人の脂質摂取量が増え、生活習慣病やメタボリックシンドロームになる人が増加していることが社会問題になっています。

低脂肪であるしじみのメリット

しじみは低脂肪の食品であり、以下2点のメリットがあります。

沢山食べても太りにくい

一つ目のメリットは、低脂肪であるしじみを沢山食べても太りにくいことです。食べ物から摂取した脂質は、体内で中性脂肪になって体脂肪として蓄えられます。そのため脂質が多く含まれている食品を食べすぎると、肥満の原因となります。肥満になると脂質異常症やメタボリックシンドローム、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などのリスクが高まります。しじみは低脂肪の食品のため、たくさん食べても肥満に直結しにくいメリットがあります。

タンパク質を効率よく摂取できる

二つ目のメリットは、タンパク質を効率よく摂取できることです。タンパク質は主に血液や筋肉を作るために必要な栄養素で、不足すると肌や髪のトラブルが起きたり、集中力が低下したりします。基本的にタンパク質が豊富に含まれている食品は、脂質も多く含まれています。例えば、脂質の含有量が多い卵に含まれるタンパク質の量は約7gです。一方しじみは低脂質であるにも関わらず、100gあたり約6gのタンパク質が含まれています。しじみの方が脂質の摂取量を抑え、タンパク質を効率的に摂取できることが分かります。

アミノ酸をバランスよく摂取できる

三つ目のメリットは、しじみからアミノ酸をバランスよく摂取できることです。アミノ酸を摂取することで、体内でタンパク質が合成されます。タンパク質は人間の内臓・筋肉・骨などを作り機能を維持するために必要な栄養素で、生命維持に必要不可欠です。特に食べ物からしか取れない必須アミノ酸は9種類ありますが、1種類でも不足すると身体に悪影響を及ぼします。しじみは全ての必須アミノ酸がバランスよく含まれているため、健康的な身体作りに適した食品です。

まとめ

しじみは低脂肪の食品で、100g(約35個)あたり約0.8~0.9gの脂質が含まれています。脂質は人間の生命維持には必要不可欠な栄養素ですが、近年では過剰摂取によって生活習慣病の人が増えていることが社会問題になっています。低脂肪であるしじみは沢山食べても太りにくい上に、高タンパクでアミノ酸がバランスよく含まれているため健康的な身体作りに適した食品です。

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