しじみと成長ホルモン。オルニチンによる分泌促進のメリットとは?
しじみに豊富に含まれているオルニチンは、疲労回復や二日酔い予防などの効果があることで有名な栄養素です。しかしオルニチンの働きはこれだけではなく、成長ホルモン分泌を促進させる働きがあることも分かっています。ここでは成長ホルモン分泌が促進されることのメリットと、しじみオルニチンがなぜ成長ホルモン分泌を促進させるのかご紹介します。
成長ホルモン分泌が促進されるメリット
成長ホルモンは脳の下垂体から分泌されるホルモンです。成長ホルモンの役割はその名の通り、骨や筋肉などの発達に必要なホルモンです。また、成長ホルモンは体内の物質からエネルギーを作るという重要な働きも担っています。つまり子供から大人まで、あらゆる年代に必要なホルモンと言えます。成長ホルモンは生涯にわたって必要なホルモンですが、成長ホルモンの分泌量は10代をピークに加齢とともに減少していきます。成長ホルモンの分泌量が減ると、コレステロールの増加、心筋梗塞や狭心症のリスク上昇、内臓脂肪の増加、筋肉量の低下など様々な悪影響を及ぼします。また成長ホルモンの分泌量が低下すると精神面にも悪影響を及ぼし、やる気が出ない、すぐに落ち込んでしまう、集中力が続かないといった症状があらわれます。健康的な生活を送るためには、成長ホルモンが分泌されやすい身体作りをすることが大切です。
しじみに含まれるオルニチンが成長ホルモンを分泌促進
しじみに含まれるオルニチンはアミノ酸の一種で、成長ホルモンの分泌を促進させる働きがあります。オルニチン研究会が成人女性を対象に行った調査によると、睡眠前にオルニチン又はプラセボ(オルニチンの入っていない試験食品)を摂取したところ、オルニチンを摂取することで睡眠中に分泌される成長ホルモンの量が増加する可能性が示されています。成長ホルモンは主に睡眠中に分泌されるホルモンのため、夕食にしじみを食べることで成長ホルモンの分泌促進が期待できます。不規則な生活をしている人は、オルニチンが配合されたサプリメントを活用するものおすすめです。
まとめ
しじみに含まれているオルニチンは疲労回復や二日酔い予防だけではなく、成長ホルモン分泌促進といった効果もある栄養素です。成長ホルモンの分泌量は10代をピークに加齢とともに減少してしまいます。成長ホルモンの分泌量が減ると様々な健康被害が生じることから、成長ホルモンを分泌しやすい身体作りが大切です。成長ホルモンは主に睡眠中に分泌されるため、夕食にしじみを摂取するのと成長ホルモンの分泌促進が期待できます。