しじみの冷蔵保存方法と賞味期限。冷蔵よりも冷凍保存がおすすめ。
しじみは疲労回復や二日酔いといった健康効果が期待できる『オルニチン』が豊富に含まれていることで有名な食品です。スーパーや魚屋などで生しじみを購入した場合、冷蔵庫での保存が基本です。しかしどうやって保存したらいいのか、賞味期限はいつ頃なのか分からない人は多いのではないでしょうか。ここではしじみの冷蔵保存方法と、賞味期限についてご紹介します。
しじみは冷蔵より冷凍保存がおすすめ
しじみは適切に冷蔵庫で保存することで、安全に美味しく食べることができます。しじみは冷蔵庫で保存する前に、砂抜きをしておく必要があります。しじみの砂抜き方法を簡単に説明すると、しじみを1%の塩水に浸して夏は3~4時間、冬場は4~5時間静かで暗い場所においておきます。その後、しじみ同士をこすり合わせてよく洗います。砂抜きをしたしじみはジップロックなどに入れて冷蔵保存することができます。
しじみは生ものですので、冷蔵保存より冷凍保存がおすすめです。しじみを冷凍保存することによって、長期間保存できる上に旨味成分であるコハク酸・グルタミン酸を増やすことができます。またしじみに豊富に含まれているオルニチンは、-4℃で冷凍保存することで量が約8倍増えることが分かっています。オルニチンは肝臓の機能を向上させることで、疲労回復や二日酔いといった健康効果が期待できる栄養素です。しじみを冷凍保存してオルニチンの量を増やすことで、冷蔵保存したしじみより高い健康効果が期待できます。しじみを冷凍保存することは、保存期間を延ばすだけではなく栄養価を増やすというメリットが得られるのです。
冷蔵しじみの賞味期限
しじみは冷蔵・冷凍のどちらの方法でも保存することができますが、賞味期限が大きく違います。冷蔵しじみの賞味期限は、夏場で約2日、冬場で1週間程度です。一方、冷凍しじみの賞味期限は約1ヶ月です。冷凍しじみは自然解凍せずに凍ったまま料理に使うことができます。しじみを直ぐに使う場合は冷蔵保存し、余った分は冷凍保存しておくのがおすすめです。
まとめ
生しじみは砂抜きをすることで冷蔵・冷凍保存することができます。冷蔵保存よりも冷凍保存をする方が、保存期間が長くなりコハク酸やグルタミン酸、オルニチンといった栄養素を増やすことができます。しじみを直ぐに使う場合は冷蔵保存し、余った分は冷凍保存するのがおすすめです。