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しじみを食べて下痢になるのは何故!?考えられる3つの原因。

二枚貝の一種であるしじみは、疲労回復や二日酔い予防などの健康効果があることで有名な食品です。しじみは健康的な身体作りに役立つ食品ですが、しじみを食べて下痢が起きることがあります。適切な方法で保存・調理すれば、しじみを食べて下痢になることはありません。ここではしじみを食べて下痢が起きる原因についてご紹介します。

しじみを食べて下痢が起きる原因

しじみを食べて下痢が起きることについて、考えられる原因は以下の3つです。

充分に加熱しなかったため

一つ目の原因は、しじみを充分に加熱しなかったためです。現在、日本国内で流通しているしじみのほとんどは、ヤマトシジミと呼ばれる種類です。ヤマトシジミは海水と淡水が入り混じる汽水域で生息しています。汽水域にはノロウイルスなどのウイルスが存在しているため、漁獲した時点でしじみに付着している可能性があります。ノロウイルスは熱に弱いため、適切に加熱調理することで活性を失わせることができます。ノロウイルスの活性を失わせるためには、中心部が85~90℃で少なくとも90秒以上加熱する必要があります。しかし、充分に加熱しないまましじみを食べた場合、下痢や嘔吐の原因になります。しじみを購入したら、適切に加熱処理することが必要不可欠です。

しじみが傷んでいたため

二つ目の原因は、しじみが痛んでいたためです。しじみは生ものですので、冷蔵庫で保存した場合の賞味期限は、夏場で約2日、冬場で1週間程度です。特に夏場は食品が傷みやすいため、しじみを買ったらなるべく早めに加熱調理するようにしましょう。またしじみを冷凍庫で保存した場合の賞味期限は約1ヶ月です。購入したしじみを直ぐに使わない場合は、砂抜きをした上で冷凍保存するのがおすすめです

しじみの過剰摂取

三つ目の原因は、しじみの過剰摂取です。生のしじみを食べて過剰摂取になることはほとんどありませんが、しじみのサプリメントを活用している際に過剰摂取を引き起こす可能性があります。しじみに含まれているオルニチンはアミノ酸の一種で、安全性が高い栄養素です。しかししじみのサプリメントなどからオルニチンを過剰摂取すると、下痢や腹痛などの副作用が生じることが分かっています。この副作用は他のアミノ酸を過剰摂取した場合と同じ副作用で、オルニチン特有のものではありません。しじみのサプリメントには栄養素が凝縮して含まれているので、1日の目安量を参考にして摂り過ぎに注意するようにしましょう。

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