しじみとチーズは相性のよい食品。一緒に食べることで相乗効果を得られる。

二枚貝の一種であるしじみは疲労回復や二日酔い予防などの健康効果が期待できる食品です。しじみは単独でも様々な健康効果が期待できますが、相性の良い食品と一緒に食べることで相乗効果が期待できます。しじみと相性の良い食べ物のひとつに、チーズが挙げられます。ここではしじみとチーズの相性についてご紹介します。

しじみとチーズの相性

しじみとチーズは、どちらもアミノ酸の一種であるオルニチンが豊富に含まれている食品です。またアミノ酸がバランスよく含まれていることから、健康だけではなく美容にも効果があります。しじみとチーズを食べることで得られる相乗効果は以下の通りです。

オルニチンを摂って肝機能強化

しじみとチーズはどちらも、アミノ酸の一種であるオルニチンが豊富に含まれています。オルニチンはアンモニア解毒を促進することで肝機能を向上させる働きがあります。アンモニアはタンパク質からエネルギーを作る過程で生成される副産物で、体内に蓄積すると疲労やだるさの原因になります。しじみとチーズを一緒に食べることで、オルニチンを効率的に摂取して肝機能を強化することができます。その結果、疲労回復効果を得ることができます。

成長ホルモン分泌でダイエット効果

しじみとチーズに含まれているオルニチンは肝機能を向上させるだけではなく、成長ホルモンの分泌を促進させる効果もあります。またチーズに含まれるアルギニンも、成長ホルモンの分泌を促す効果があります。成長ホルモンの分泌が促進させると、新陳代謝が活発になり脂肪が燃焼されやすくなるため、ダイエット効果を得ることができます。成長ホルモンの分泌は、10代をピークに加齢とともに減少していきます。しじみとチーズを一緒に食べることで、高いダイエット効果を期待することができます。

良質なアミノ酸を摂って健康的な身体作り

しじみとチーズはどちらも、良質なアミノ酸が豊富に含まれています。人間の身体を構成するタンパク質は20種類のアミノ酸から構成されており、そのうち9種類の必須アミノ酸は食べ物から摂取する必要があります。アミノ酸スコアとは、「タンパク質の栄養価を示す指標」のことです。必須アミノ酸がバランスよく含まれていると、アミノ酸スコアの数値は上がり、数値が100に近いほど理想的です。しじみのアミノ酸スコアは95、チーズのアミノ酸スコアは100です。どちらも良質なアミノ酸が豊富に含まれているので、しじみをとチーズを一緒に食べることで、体内でタンパク質を効率的に作ることができます。

まとめ

しじみは単独でも疲労回復や二日酔い予防などの健康効果が得られる食品ですが、相性の良い食品と一緒に食べることで相乗効果を得ることができます。しじみと相性のよい食品のひとつにチーズが挙げられます。しじみとチーズを一緒に食べることで、肝機能強化、ダイエット効果、健康的な身体作りをする相乗効果が得られます。普段の食生活に、しじみとチーズを取り入れてみてはいかがでしょうか。