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しじみとにんにくは食べ合わせのよい食品。オルニチンとアリシンが役立つ。

二枚貝の一種であるしじみは、疲労回復や二日酔い予防といった健康効果が得られることで有名な食材です。しじみは他の食材と組み合わせて食べることで、相乗効果を得ることができます。しじみと食べ合わせがよい食品のひとつに、にんにくが挙げられます。ここではしじみとにんにくの食べ合わせと、しじみとにんにくを使ったレシピについてご紹介します。

疲労回復に役立つしじみとにんにく

しじみとにんにくは種類が全く違う食材ですが、食べ合わせがよい組み合わせです。どちらの食材にも、疲労回復効果のある栄養素が豊富に含まれています。しじみは昔から日本人に親しまれてきた食材で、江戸時代のときには疲労回復効果があることが一般的に知られていました。にんにくは疲労回復のためのスタミナ食として広く認知されており、約5000年前の古代エジプトではすでにスタミナ食として栽培されていたそうです。しじみとにんにくを組み合わせて食べることで、疲労回復の相乗効果を得ることができます。

しじみに含まれる栄養素

しじみに豊富に含まれているオルニチンはアミノ酸の一種で、肝臓のオルニチンサイクルを活性化させて、アンモニア解毒を促す働きをします。アンモニアはタンパク質からエネルギーを生成する過程で作られる副産物で、人体に有害な物質です。アンモニアが体内に蓄積すると、疲労の原因になります。しじみからオルニチンを摂取することで、体内のアンモニア解毒を促し、疲労回復効果を得ることができます。

にんにくに含まれる栄養素

にんにくに豊富に含まれているアリシンはイオウ化合物の一種で、ビタミンB1と結びつき、疲労回復効果を持続させる働きがあります。ビタミンB1は身体を動かすエネルギーを生成する働きがあり、疲労回復効果を得るために欠かせない栄養素です。ビタミンB1が不足すると、疲れやすくなる、動悸、息切れなどの症状を引き起こします。現代人の多くは、乱れた食生活が原因でビタミンB1が不足していると言われています。にんにくからアリシンを摂取することで、ビタミンB1を体内に長く留まらせ、疲労回復効果を持続させることができます。

しじみとにんにくを使ったレシピ

しじみとにんにくは食べ合わせのよい食品で、オルニチンとアリシンを一緒に摂取することで疲労回復の相乗効果を得ることができます。ここではしじみとにんにくを使った『しじみとにんにくの醤油煮』のレシピをご紹介します。

【材料(4人分)】
・しじみ 300g
・にんにく 1片(薄切り)
・豆板醤 小さじ1/2 ・醤油 大さじ1
・みりん 小さじ2
・酒 小さじ2

【作り方】
(1) しじみは砂抜きし、よく洗っておく。
(2) 鍋ににんにく、豆板醤、醤油、みりん、酒を入れて煮立てる。
(3) 鍋にしじみを入れて煮詰める。
(4) 器に盛って出来上がり。

しじみとにんにくのサプリメントを活用する方法もある

しじみとにんにくの栄養素を摂るためには、料理だけではなく、サプリメントを活用する方法もあります。しじみとにんにくのエキスが配合されたサプリメントは様々なメーカーから販売されており、特に疲労回復や健康維持をしたい人向けの商品が多いです。しじみとにんにくを料理するのが面倒な人、にんにくの臭いが気になる人は、サプリメントを活用してみてはいかがでしょうか。

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