しじみは継続摂取することで健康効果が得られやすい。効率的に摂取する方法は？

二枚貝の一種であるしじみは、疲労回復や二日酔い予防といった健康効果が期待できる食品です。しじみを食べればすぐに健康効果が得られると思っている人がいるかもしれませんが、しじみは食品であり薬ではありません。ここでは継続的にしじみを摂取することの大切さと、しじみの栄養素を効率的に摂取する方法をご紹介します。

しじみは継続摂取で効果が出る

しじみはサプリメントなどのCMが流れることがあるため、疲労回復や二日酔い予防に即効性があると思う人がいるかもしれません。しかし、しじみはあくまで食品であり、薬のように即効性が期待できるものではありません。しじみに含まれている栄養素が組織や器官に作用し、機能を高めることで様々な健康効果が期待できます。そのため即効性を期待することはできませんが、薬のように副作用を心配する必要もありません。しじみから期待できる健康効果が得られるまでの期間は個人差があり、長い期間でみる必要があります。しじみの成分が含まれたサプリメントを摂取する場合でも、少なくとも3ヶ月程度は飲み続ける必要があります。そのためしじみそのものを食べて健康効果を実感できるようになるまでに、長い期間がかかります。

しじみの栄養素を効率的に摂取する方法

しじみの健康効果が得られるようになるまでに時間は掛かるため、継続的に摂取することが重要です。しかし生しじみを毎日食べ続けるのは、正直難しいと思われます。ここではしじみの栄養素を効率的に摂取する3つの方法をご紹介します。

冷凍しじみを食べる

しじみの栄養素を効率的に摂取する一つ目の方法は、冷凍しじみを食べることです。青森県産業技術センターの研究で、－4℃で冷凍した冷凍しじみは生しじみよりも、オルニチンの量が約8倍も多いことが分かっています。オルニチンはアミノ酸の一種で、肝臓のオルニチンサイクルを活性化させることで人体に有害なアンモニアの解毒を促進させる働きがあります。アンモニアが体内に蓄積すると疲労の原因になるため、オルニチンを効率的に摂取することで疲労回復効果が期待できます。冷凍しじみは生しじみよりもオルニチン含有量が多いため、効率的にオルニチンを摂取することができます。また生しじみの保存期間は冷蔵庫で約2~3日に対して、冷凍しじみの保存期間は冷凍庫で約1ヶ月です。冷凍しじみを購入することで砂抜きの手間も省ける為、しじみを継続摂取したい人におすすめです。

乾燥しじみを食べる

しじみの栄養素を効率的に摂取する二つ目の方法は、乾燥しじみを食べることです。乾燥しじみは水分が抜けた分、栄養素も旨味成分も凝縮されており、お味噌汁にそのまま入れて調理することも可能です。またお味噌汁だけにとどまらず、幅広く料理に活用することができます。また乾燥しじみの保存期間は商品にもよりますが、5~6ヶ月程度保存することができます。生しじみと比較して長く保存できるため、しじみを継続的に摂取したい人におすすめです。

しじみのサプリメントを活用する

しじみの栄養素を効率的に摂取する三つ目の方法は、しじみのサプリメントを活用することです。しじみのサプリメントにはしじみの栄養素が凝縮されているため、効率的に栄養素を摂ることができます。またしじみのサプリメントは様々な形状の商品が販売されているため、自分の好みや体質に合ったものを選ぶことができます。またしじみのサプリメントは持ち運びできる商品もあるため、時間と場所を選ばずに摂取できるメリットもあります。手軽に効率的にしじみの栄養を摂りたい人は、しじみのサプリメントを活用するのがおすすめです。

まとめ

しじみは疲労回復や二日酔い予防といった健康効果が期待できる食品ですが、薬のように即効性を期待することはできません。ししみを食べることで健康効果を実感するまでには、しじみを継続的に摂取することが重要です。しじみの栄養素を効率的に摂取する方法として、冷凍しじみや乾燥しじみ食べる、しじみのサプリメントを活用する方法があります。自分に合った方法を使って、楽しく継続的にしじみの栄養素を摂るのがおすすめです。