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しじみで新陳代謝を促進

私たちの身体は新陳代謝を行っており、常に古い細胞と新しい細胞が入れ替わっています。新陳代謝が活発になると、体温が上昇し血液の巡りが良くなります。その結果、免疫力の向上、冷えや肩こりの改善、美肌効果など多くのメリットをもたらします。二枚貝の一種であるしじみには新陳代謝を上げるオルニチンという栄養素が豊富に含まれています。ここでは新陳代謝と、しじみが新陳代謝を促進する効果について紹介します。

新陳代謝とは

新陳代謝とは、身体の古い細胞が新しい細胞と次第に入れ替わることです。人間は約60兆個の細胞からできていますが、新陳代謝の周期は細胞の種類によって大きく異なります。例えば胃腸の細胞は約5日周期、皮膚細胞は約28日周期、筋肉や肝臓は約2ヶ月周期で入れ替わります。細胞の種類によって周期は違うものの、通常は約3か月で全身の細胞が入れ替ります。新陳代謝が正常に行われていれば、健康的で疲れにくい身体であると言えます。

新陳代謝が下がる原因

健康的な生活を送るためには新陳代謝を上げることが重要ですが、様々なことが原因でこの働きは下がります。例えば加齢に伴って新陳代謝は下がっていきます。また暴飲暴食や睡眠不足、過度のストレスといった生活習慣も新陳代謝を下げる原因となります。新陳代謝が下がると古い細胞がいつまでも身体の中に残ってしまい、体調不良や肌荒れの原因になります。

新陳代謝を上げる方法

新陳代謝を上げる方法は沢山あります。例えば入浴や運動によって血行を良くすることで、新陳代謝を上げることができます。また新陳代謝を高める食べ物を摂取することもおすすめです。新陳代謝を高める食べ物として唐辛子やキムチといった辛み成分が含まれるものが有名ですが、貝類であるしじみも新陳代謝を高める効果があります。

しじみで新陳代謝を促進

しじみは二枚貝の一種で、タンパク質やビタミン、ミネラルといった栄養素が豊富に含まれています。しじみの代表的な成分であるオルニチンは、疲労回復や二日酔い改善に効果があることで有名です。実はオルニチンにはそれだけではなく、新陳代謝を促進する効果があることも分かっています。

オルニチンが成長ホルモン分泌促進

なぜオルニチンが新陳代謝を上げるのでしょうか。オルニチンは肝臓の機能を向上させる効果があることが一般的に知られている栄養素ですが、成長ホルモンの分泌を促進する効果もあります。成長ホルモンは脳の下垂体前葉という部位から分泌されるホルモンで、骨や筋肉の成長や新陳代謝を促進する働きがあります。成長ホルモンの分泌は10代がピークで、その後は加齢とともに徐々に減っていきます。成長ホルモンの分泌にはIGF-I(ソマトメジン-C)という物質が関係しており、IGF-Iは肝臓で生成されています。しじみに含まれるオルニチン摂取によって肝機能が向上し、IGF-Iの生成が促進され成長ホルモン分泌が促されると考えられています。その結果新陳代謝が活発になり、健康的な身体を手に入れることができます。

まとめ

新陳代謝とは、身体の古い細胞が新しい細胞と次第に入れ替わることです。加齢や暴飲暴食、過度のストレスが原因で新陳代謝の働きが下がってしまうため、運動や食事といった生活習慣を見直すことが重要です。また、しじみには成長ホルモンの分泌を促すオルニチンという栄養素が豊富に含まれています。成長ホルモンは新陳代謝を上げる働きがあることから、しじみは代謝促進に役立つ食品だと言えます。

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