しじみは痩せたい人に役立つ栄養素が豊富。注意点はある？
しじみは疲労回復や二日酔い予防などの健康効果が有名な食品ですが、それ以外にダイエット効果も得られる食品です。しじみにはダイエット効果のある様々な栄養素が含まれており、痩せたい人に嬉しい効果をもたらしてくれます。一方で、しじみを活用してダイエットをする時には注意点があります。ここではしじみに含まれるダイエット効果のある栄養素と、しじみを活用してダイエットする時の注意点についてご紹介します。
しじみに含まれるダイエット効果のある栄養素
しじみに含まれている、ダイエット効果のある栄養素は以下の4つです。
オルニチン
オルニチンはアミノ酸の一種で、成長ホルモンの分泌を促す働きがあります。成長ホルモンは子供の成長に必要不可欠ですが、大人の筋肉を大きくするためにも必要です。筋肉量が増えると、身体を動かすときはもちろん、安静にしていても筋肉維持のために消費するエネルギー量を増やすことができます。成長ホルモンの分泌は、10代をピークに加齢とともに低下していきます。しじみからオルニチンを継続的に摂取することで、成長ホルモンの分泌を促し、消費エネルギー量を増やすことでダイエット効果を得ることができます。
オルニチンはしじみ以外に、ヒラメ、キハダマグロ、エノキ、チーズなどに多く含まれています。これらの食品のオルニチン含有量は少ないため、ダイエットのために補助的に活用するのがおすすめです。
アルギニン
アルギニンはアミノ酸の一種で、オルニチンと同様に成長ホルモンの分泌を促す働きをします。成長ホルモンが分泌されると脂肪燃焼効率が上がるため、痩せたい人は積極的にアルギニンを摂るのがおすすめです。
また、成長ホルモンは脂肪燃焼効率を上げるだけではなく、食欲を抑え、脂肪の代謝分解を促進する働きもあります。しじみからアルギニンを摂取することで、成長ホルモンの分泌を促進させ、脂肪燃焼効率を上げることで、ダイエット効果を得ることができます。
アルギニンはしじみ以外に、納豆、鶏肉、ナッツ、エビ、牛乳などに多く含まれています。
ビタミンB群
ビタミンB群は脂質の分解や代謝を促進させる働きがある栄養素です。特にビタミンB12は脂肪燃焼に必須の栄養素のため、痩せたい人は積極的に摂るのがおすすめです。しじみにはビタミンB12以外にも、ビタミンB1・B2・B6・B12・葉酸・ナイアシンといったビタミンB群が含まれています。ビタミンB群は体内に貯蔵されない栄養素のため、継続的に摂取することが大切です。またビタミンB群はお互いの働きをサポートする性質があるため、複数のビタミンB群が含まれているしじみは、痩せたい人に最適な食品だと言えます。
ビタミンB群は、しじみ以外にレバー、玄米、うなぎ、納豆などに多く含まれています。
タウリン
タウリンはアミノ酸の一種で、肝臓で作られる胆汁酸の分泌を促進させる栄養素です。胆汁酸は血中のコレステロールを材料に作られるため、胆汁酸の分泌を促進させることで血中コレステロール値を下げることができます。血中コレステロール値が下がると血流がスムーズになり、新陳代謝を上げることができます。新陳代謝を上げると一日あたりのエネルギー消費量が増えるため、痩せやすい身体を作ることができます。
また、タウリンは血中コレステロール値を下げること以外に、成長ホルモンの分泌を促進させて脂肪燃焼効率を上げる働きがあります。しじみからタウリンを摂取することで、新陳代謝や脂肪燃焼効率を高めるて、ダイエット効果を得ることができます。
タウリンはしじみ以外にサザエ、牡蠣ホタテ、カツオ、ブリ、イカ、タコなどに多く含まれています。
しじみを活用してダイエットをする時の注意点
しじみにはダイエット効果のある栄養素が豊富に含まれています。しかし、普段の食生活や運動習慣を変えないまましじみを食べ続けても、痩せることはできません。ダイエットの基本は食生活の改善と運動、規則正しい生活習慣を身に付けることです。これらを行った上で、さらにダイエット効果を高めたい人はしじみを活用するのがおすすめです。また極端にしじみだけ食べていては、摂取する栄養素が偏ってしまいます。バランスのよい食事を摂った上で、しじみを活用するようにしましょう。
まとめ
しじみは疲労回復や二日酔い予防などの健康効果が有名な食品ですが、ダイエット効果も得ることができる食品です。しじみに含まれているダイエットに効果のある栄養素は、オルニチン、アルギニン、タウリン、ビタミンB群です。これらの栄養素は様々なメカニズムでダイエット効果をもたらしますが、痩せるためには普段の食生活や運動を見直すことが重要です。食生活を改善し運動習慣を身に付けた上で、さらにダイエット効果を高めたい人にはしじみがおすすめです。バランスのよい食事を摂った上で、痩せるためにしじみを活用するようにしましょう。
